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最終更新:2017/11/09

資料群ID(fond番号)
Reference code
fo0014
表題
Title
戦後の国民各層の文字言語生活(長岡調査)
概要
Description
1962年に長岡市で実施した文字言語生活の意識と実態の調査(「国民各層の言語生活の実態調査」)。
配架位置
Location of material
中央資料庫
公開年月日
Date of release
2017/03/24
資料群に含まれる資料の年代
Dates of creation of the material in the unit of description
1962-1963
数量・形態
Extent of the unit of description
保存箱 15箱
資料作成者
Name of creator
岩淵悦太郎 輿水実 永野賢 高橋太郎 渡辺友左 林大 山田巌 松尾拾 見坊豪紀 柴田武 芦沢節 斎賀秀夫 宮地美保子 菅原茂子  根本今朝男 川又瑠璃子  飯豊毅一 林四郎 西尾寅弥 水谷静夫 吉沢典男 石綿敏雄 南不二男 松本昭 村石昭三
資料作成組織の履歴
Administrative / Bibliographical history
[概 要]
 「国民各層の言語生活の実態調査」は,1962年から1965年に行われた研究課題で,国民各層がどのような言語生活を営んでいるか,どのような問題をもち,どのような意識をもっているかを調べることを目的とした調査研究である。

1962年度は,長岡市で市民の書き言葉(文字言語生活)の実態と意識の調査および大学生調査を実施し,1963年度には,松江市で市民の話し言葉の実態と意識を調査した。また,1963年度に,「国語施策が国民の文字生活に及ぼした影響とその経路に関する調査研究」で「長岡調査」の継続調査を実施した。

ここでは,文字言語生活に関係する調査資料について扱う。

1.特定地点の調査(長岡調査)
調査事項
  1.各個人の読み書き生活の実態とことばや文字についての意識
  2.国語政策・国語問題への関心・態度・知識・意見
  3.国語政策の普及の経路・条件
  4.言語環境の地域的特性

○面接調査
(1)各個人の読み書き生活の実態
(2)国語・国字への関心・態度・意見および知識や情報を得る経路
(3)個人の言語感覚-方言・類義語・外来語など

(a)基礎抽出調査(1962年9月3日-19日)
住民調査票から,15歳-69歳の市民2012人をサンプリングして,基礎調査票を配布,1663人回収
(b)面接調査(本調査)(1962年10月25日-30日)
基礎調査票に基づき,男女,年齢,学歴によって310人を被調査者を選び,調査員11名により戸別面接を実施し310人調査(19名は差替えサンプル)

○母親調査(1962年10月)
(1)各個人の漢字・かなづかい・送りがなの使用の実態  
(2)自分の習った用字法と子どもの習っている用字法との違いについての問題意識とその処理のしかた 
(長岡市千手小学校,長岡市立東中学,新潟大学長岡分校付属小・中学校のPTAの母親243名)

○生徒調査(1962年11月19日-22日)
(1)教育漢字・当用漢字・表外漢字の読み書き
(2)漢字習得の地域的要因・経路・方法
(長岡市立東中学校,新潟大学長岡分校付属中学校,県立長岡高校,同第二高校,同工業高校の各2年生,計370名)

*対象調査を東京都新宿区立四谷第2中学・跡見学園高校,県立山形西高等学校で実施した。

○会社員調査(1962年10月31日・11月1日)   
(1)漢字使用の実態
(2)類義語についての理解度・語感・使い分け
(津上製作所,北越製紙工場 198名)

○言語環境調査
(1)街頭における文字の観察(1962年10月1日-2日)
(2)市民の消費する筆記用具(1962年10月3日)
(3)家庭に入ってくる文字の記録(1962年10月23日-29日)  
(4)長岡市の交通・通信量・読み書き関連産業など資料収集(1962年12月4日-6日) 


1963年度に,「長岡調査」をさらに深めるために,「国語政策が国民の文字生活に及ぼした影響とその経路に関する調査研究」として,東京で下記の継続調査を実施した。(言語効果研究室)

○母親調査(東京) (1963年7月16日,19日)
   武蔵野市立第1中学校 (86名),渋谷区神宮前小学校 (32名)の母親
○会社員調査(東京) (1963年7月-8月)
   事務員は伊藤忠商事株式会社46名,岡三証券 34名,工員は帝人株式会社岩国工場50名
○既成資料調査
   書かれた資料による調査-文字使用の実態
   ・新聞投稿
   ・個人の文書

長岡調査の調査結果については,1963年10月2日長岡市厚生会館で研究報告会を開いた。
また,国立国語研究所報告29『戦後の国民各層の文字生活』(1966)では,長岡調査の「面接調査」の主要部分,「母親調査」の全部,「会社員調査」の一部と継続調査の主要部分を報告。


2.ことばに関する大学生の意見調査(大学生調査)(1962年12月中旬から配布,1963年2月5日まで)
  大学生(文科系と理科系各専門学科を含む)の読み書き上の問題点をさぐり,また,ことばや文字に対してどのような意識や関心をもっているかを調査した。
  岩手大,新潟大,東北大,金沢大,東農工大,専大,法大,東教大,東大,都大,商船大,横浜国大,山梨大,静岡大,岐阜大,京都府大,広島大,鳥取大,愛媛大,九大,鹿児島大 計782名について調査票を回収

(1)ことばに関して,世間でいろいろいわれている意見に対して(16項目)
(2)大学の専門の教養に,国語の学力は充分だと思うかどうか。高校,大学の国語学習にどんな反省を持っているか。(6項目)
(3)当用漢字でないとか,音訓表にないとかで,かな書きが奨励され実施されている日常生活的な用語について,実際にそのどちらを読みやすいとし,書きやすいとするか (きょうは--今日は-など10項目)
(4)当用漢字の実施以後書き換えられている述語などについて,実際にどれだけ受け入れられているか。(15項目)
(5)横書きがどれだけ実施されているか。横書きの今後に対して,どんな意見をもっているか。(3項目)

この大学生調査については,『昭和37年度国立国語研究所年報14』1963 に報告(p51-60)。

[研究組織]
委員長   岩淵悦太郎
副委員長 輿水実
委員    永野賢  高橋太郎 渡辺友左 [以上 幹事研究室:第2研究部言語効果研究室]
林大 山田巌 松尾拾 見坊豪紀 柴田武  芦沢節 斎賀秀夫 出牛清次郎(会計)
[研究室] 宮地美保子 菅原茂子 根本今朝男 川又瑠璃子
[調査参加] 飯豊毅一 林四郎  西尾寅弥 水谷静夫 吉沢典男 石綿敏雄 南不二男 松本昭 村石昭三

1963年継続調査(「国語政策が国民の文字生活に及ぼした影響とその経路に関する調査研究」)
永野賢  高橋太郎 渡辺友左
資料作成年月日
Dates of accumulation of the material in the unit of description
1962-1966
管理歴
Custodial history
西が丘庁舎第1資料庫。一部,情報資料研究部第2研究室より第3資料庫。移転により,合流して中央資料庫へ。
入手情報
Immediate source of acquistion
資料内容
Scope and content / Abstract
国調プリント,計画・実施等の記録メモ,調査票,集計表,参考資料等
評価・廃棄
Appraisal, destruction and scheduling information
追加受入
Accruals
利用条件
Access conditions
被調査者の個人情報は原則として非公開
複写条件
Copyright / Conditions governing reproduction
被調査者の個人情報は複写不可
資料使用言語
Language of material
日本語
物理的特徴
Physical charactristics
検索手段
Finding aids
オリジナル資料の存在
Location of originals
 複製の存在
Existence of copies
関連調査・研究
Associated material
fo0015「国民各層の言語生活の実態調査(松江調査)」
成果刊行物(DB等含む)
Publication note
『昭和37年度国立国語研究所年報14』(1963)
『昭和38年度国立国語研究所年報15』(1964)
『戦後の国民各層の文字生活』(国立国語研究所報告29,1966)
備考
Note
移管年月日
Reference code
2014/07/03
移管者名
Name of applicant
阿部貴人
記述作成年月日
Date of record
2008/3/
記述作成者
Name of recorder
礒部よし子
記述言語
Language of record
日本語