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最終更新:2017/10/20

資料群ID(fond番号)
Reference code
fo0097
表題
Title
現代共通語の実態の調査研究:表記法
概要
Description
現代国語の表記法の標準を確立するため,必要な基礎資料を作成する目的で行われた研究。
配架位置
Location of material
中央資料庫,カード保管庫
公開年月日
Date of release
2017/03/24
資料群に含まれる資料の年代
Dates of creation of the material in the unit of description
数量・形態
Extent of the unit of description
保存箱2箱,カード67ケース
資料作成者
Name of creator
研究第1部第2研究室(大野彌穂子,水谷静夫,調査補助者:臨時筆生)
資料作成組織の履歴
Administrative / Bibliographical history
言語生活を地域との関連においてとらえるか,または,共通社会との関連においてとらえるかが言語生活を調査研究する根本的な方法として考えられる。
研究第1部第2研究室では,共通社会との関連においてとらえようとして,<現代共通語の実態の調査>を研究テーマとした。この中には当然,話しことばと書きことばの両方が含まれるが,まず書きことばから調査に取りかかることにした。昭和24年度は作業単位として文法,語彙,文型,表記法の4項目を取り上げ,研究室の人員を各分担に振り分けた。これは,その内の表記法に関しての調査研究である。
[調査研究の目的]
現代国語の表記法の標準を確立するための基礎資料を作成する。
[調査研究の実施]
1.従来の諸説の収集
次のような基準のもとに,明治以降の諸説の収集にあたった。また,これらを転写し,その目録作成を行った。
 ①表記法を扱った論説・規定・試案
 ②表記法を扱った単行本,雑誌論文
 ③その他の書籍等の文章中で表記法に触れた部分
2.調査資料の決定とカード採集
調査資料は次の点に留意して決定した。
(1)調査文献の時期の上限を明治におく。今日の漢字かな混じり口語文は明治以降,次第に成長したといってよく,その形成期における実情を確かめ,その後の変遷の要因を検討することは,この研究目的に添うとともに,文語・口語両表記法の対照も可能となるからである。
(2)ある時期の表記法(その少なくとも主流)を反映するように資料文献を定める。
(3)全数調査でない限り,ある文献から抜いた用例群が,その文献全体の表記形式をよく反映するように用例の数,用例採集箇所などを決める。(加藤弘之著「真政大意」をカード採集して経験的に見通しを立てた)
<調査資料>
・「大日本帝国憲法」
・「西国立志篇」
・「学問ノススメ」
・「日本開化小史」
・「幼学綱要」
・「西洋道中膝栗毛」
・「人体部分問答」
・文部省編集局「高等小学読本」
・森鴎外の作品・評論
・夏目漱石の作品・評論
・鈴木三重吉の作品
・坪内雄蔵編「高等小学読本」
・芥川龍之介の作品
・柳田国男の論説
・安藤正次の論説
・松坂忠則の論説
・時枝誠記の論説
・寺田寅彦の作品
・谷崎潤一郎の作品
・山本有三の作品
・1949-1950年の新聞6種
・その他
カード採集にあたっては「表記法カードの採り方」を編み,調査補助者が,それに従ってカード採集を行った。
3.調査カードの整理(整理表の作成)
次のような目印により整理表を作成した。
①用言は各単語を活用形ごとに集め,表記形式,出現度数,その語から派生した単語を記入した一覧表を作成した。
②体言は形式名詞,代名詞,外来語の表記形式一覧表を作成した。また副詞,連体詞,接続詞,感動詞についても表記形式一覧表を作成した。
③ルビ・くり返し符号について一覧表を作成した。
④仮名遣いを誤った例,意味の差を表記形式の違いによって書き分けようとしたと思われるものも表にまとめた。
⑤助詞・助動詞については特に漢字書きのものだけを表にした。
[調査研究の分析]
 以上の調査により,従来の諸説でよく問題になってきたものを中心に調査分析を始めたが,整理作業に時間を取られたこと等の理由により,十分な分析結果は得られなかった。
資料作成年月日
Dates of accumulation of the material in the unit of description
1949/4-1950/3
管理歴
Custodial history
山田貞雄より他の近代語研究関連資料とともに移管された(2004-11-02)
入手情報
Immediate source of acquistion
資料内容
Scope and content / Abstract
この調査研究の資料は次の通りである。
1.採集カード
「学問ノススメ」 , 「大日本帝国憲法」, 「地震」 , 「真政大意」 , 「西国立志篇」 , 「天うつ浪」 , 「西洋道中膝栗毛」 , 「雁」 , 「舞姫」, 「草枕」 ,「明暗」, 「芋粥」 , 「東海道五十三次」, 朝日新聞社説 ,「寒山捨得」 , 「本の話」, 「沈黙の塔」, 「うさぎ」, 「日本開化小史」 , 「千鳥」 , 「山彦」 , 「藤村」
2.整理表(冊子)
新聞社説整理表,「明暗」整理表 , 「沈黙の塔」整理表 ,「草枕」整理表 , 「千鳥」整理表 , 文学評論整理表,「細雪」整理表, 「人体問答」整理表 , 「真政大意」整理表 , 「寒山捨得」整理表 , 「文部省編集局 高等小学読本」整理表, 「大日本帝国憲法」整理表 , 鴎外・評論整理表, 「舞姫」整理表 , 「天うつ浪」整理表 ,「雁」整理表, 「地震」整理表 , 「芋粥」整理表 , 「山彦」整理表, 新聞・コラム整理表, 「山彦・千鳥」対照表, 索引・その他整理表(3冊) ,資料目録 ,「副仮字法規」,「資料 」 ,「表記法二十四年度のまとめ」,「新聞関係資料 表記法」,「西洋道中膝栗毛索引三上」 ,「西洋道中膝栗毛索引九下」
評価・廃棄
Appraisal, destruction and scheduling information
追加受入
Accruals
利用条件
Access conditions
劣化の進んだ紙資料の取り扱いに注意。
複写条件
Copyright / Conditions governing reproduction
劣化の進んだ紙資料の取り扱いに注意。
資料使用言語
Language of material
物理的特徴
Physical charactristics
検索手段
Finding aids
オリジナル資料の存在
Location of originals
 複製の存在
Existence of copies
関連調査・研究
Associated material
成果刊行物(DB等含む)
Publication note
『昭和24年度国立国語研究所年報1』(1951)
備考
Note
移管年月日
Reference code
移管者名
Name of applicant
記述作成年月日
Date of record
2008/8/
記述作成者
Name of recorder
中山典子
記述言語
Language of record
日本語