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最終更新:2018/04/05

資料群ID(fond番号)
Reference code
fo0102
表題
Title
テレビ放送の用語調査
概要
Description
テレビ放送で使用される語彙の調査に関する資料。調査材料を録音・録画したメディア,調査データの分析に関する台帳等。
配架位置
Location of material
中央資料庫,中央メディア保管庫
公開年月日
Date of release
2017/03/24
資料群に含まれる資料の年代
Dates of creation of the material in the unit of description
数量・形態
Extent of the unit of description
保存箱24箱,カセットテープ194本,CD11枚,FD364枚,VHSビデオ321本,磁気テープ11本,wav194ファイル
資料作成者
Name of creator
[言語体系研究部第二研究室]室長:中野洋。研究員:石井正彦,大島資生。研究補助員:小沼悦。 [言語体系研究部第一研究室]研究員:山崎誠。
資料作成組織の履歴
Administrative / Bibliographical history
Ⅰ.調査の特徴
国語研究所では,現代日本における日常の言語生活に対して,大きな影響力をもつと考えられるマスメディア(雑誌・新聞),ならびに中学校・高校教科書の語彙調査を行ってきた。しかし,それらは,語彙を知るというよりも,日本語の書きことばの実態,とくにその基本語彙を知ることをねらいとしていた。
これに対して,テレビ放送の語彙調査では音声言語を対象として現代語の実態を明らかにする。
本調査研究事業は,次の(1)-(3)の経緯で進められた。
(1)昭和62年度-平成4年度:言語計量調査「テレビ放送の用語調査」
(2)平成5年度:テレビ放送の語彙についての計量的研究
(3)平成6-9年度:テレビ放送における音声・文字言語の研究
テレビ放送の語彙についての調査,データの分析と語彙表の作成は,昭和62年度-平成6年度まで継続した。 平成7年度以降は,成果刊行物の作成を引き続き行った。

Ⅱ.調査目的
テレビ放送の語彙調査は,次のような目的によって進められた。
(1)音声言語と文字言語とが複合して用いられているテレビ放送語彙の多様性をとらえる。
(2)現代のテレビ放送において,どのような語が,どのような場合に,どのくらい使われるのか,その実態を調べる。
(3)テレビ放送の語彙をとおして,現代日本語の語彙のありさまを追究する。
(4)テレビ放送が,その音声と画面とを通して伝える語を,どのように調査するか,その方法論を確立するための基礎を築く。

Ⅲ.調査対象
(1)テレビチャンネル全国放送網のキー局である6放送局の7チャンネル
(2)放送期間1989年4月-1990年3月(成果報告書では,1989年4月-6月最終週を対象とする)
(3)時間0時-24時(1日)
(4)全てのテレビ放送で視聴可能であった,日本語の音声および文字によって表された語彙。テレビ放送の音声および,画面の文字の両方を対象とする。

Ⅳ.調査担当者
言語体系研究部第二研究室,同第一研究室。具体的な担当者名については上記「資料作成者」を参照のこと。

V.調査の手順
1.標本の抽出・採録(録画)。
2.画面文字の採集・認定・入力
(1)ビデオプリンタを使用し,標本として採られたビデオ映像から,何らかの文字列を含む画面をプリントした。
(2)調査対象となる文字列を認定し,ビデオプリント1枚を1レコードとして入力した。
3.音声の文字化
(1)録画したビデオテープの音声をカセットテープにダビングし,文字化作業用のテープを作成。
(2)全標本(1年間)の文字化を行った。
(3)3か月分の標本の文字化結果について,担当者が,数次にわたって検査・修正。
4.情報付加音声の文字化データに,話者情報・番組視聴率情報を入力する。話者情報とは,同一話者の発話の先頭に同一記号を付与したものである。
5.単位切り規則に従い,音声文字化データと画面文字データを,それぞれ,単位語に分割した。なお,単位切りの修正にあたっては,一部の作業で一貫処理プログラムを利用した。同プログラムについては,中野洋「語彙調査自動化のための基礎的研究」(『国立国語研究所研究発表会資料』,1990)を参照のこと。
6.同語異語判別音声文字化データと画面文字データとを合併し,KWIC(文脈付き用語索引)を作成した。
7.語種・品詞の付与
8.標本一覧の作成データの管理を効率化するとともに,報告書における分析の対象とするため,抽出した標本の一覧を作成した。
9.話者一覧の作成話者の属性を軸とした分析のため,各標本に登場する一人一人の話者について,氏名・性別・年齢・出身地・職業などの情報を一覧表の形式に整理した。
10.語彙表の作成
成果報告書に掲載する語彙表の出力と作成。

Ⅵ.調査の経過(年度別)
昭和63年度:NHK総合テレビ,同教育テレビ,フジテレビの各1日分の放送を対象とする予備調査を行い,録画・録音・標本抽出・文字化・データ入力・単位切り・集計などの方法を検討した。
平成元年度:標本台帳をもとに,1年を通して,標本抽出(録画)を行った。また,㈱ビデオ・リサーチから,視聴率のデータを購入した。
平成2年度:音声標本の文字化・入力を開始するとともに,標本の番組名・視聴率・話者・CMと歌の範囲などの情報を付与した。
平成3年度:「長い単位」についての規則を決定した。音声標本については,文字化を確定し,単位切りを開始した。画面標本については,調査対象の範囲・調査方法を決定し,ビデオプリンタによりデータ作成と計算機入力に着手した。
平成4年度:音声標本の単位切りを終え,「雑誌九十種の語彙調査」の同語異語判別規則に準拠した判別を開始した。また,画面標本の単位切りを開始した。
平成5年度:音声標本・画面標本とも見出し語をほぼ確定し,語種・品詞の情報を付与した。
平成6年度:引き続き,データの検査・修正を行い,成果報告書を作成した。

Ⅶ.成果刊行物
成果報告書として,国立国語研究所編『テレビ放送の語彙調査』Ⅰ-Ⅲ(1995-1999),新たに話者の職業の情報を追加した『テレビ放送の語彙調査[語彙表]CD-ROM版』を刊行した。同CD-ROMには,国立国語研究所編『中学校・高校教科書の語彙調査』(国立国語研究所データ集6,秀英出版1994)の語彙表データが再録されている。 また,下記「関連出版物」を参照のこと。
資料作成年月日
Dates of accumulation of the material in the unit of description
1989-1998
管理歴
Custodial history
国立国語研究所研究開発部門第一領域より,中央資料庫へ移管。
入手情報
Immediate source of acquistion
資料内容
Scope and content / Abstract
主な資料内容は以下の通りである。
(1)テレビ放送の語彙調査に関する資料。ならびにその分析データ(文字化作業用台帳等)。
(2)文字化作業,語彙表の作成,等に関するメディア。
(3)語彙調査の実施に際して作成された事務書類。
評価・廃棄
Appraisal, destruction and scheduling information
追加受入
Accruals
利用条件
Access conditions
個人情報は原則として非公開。
複写条件
Copyright / Conditions governing reproduction
個人情報は複写不可。
資料使用言語
Language of material
日本語
物理的特徴
Physical charactristics
検索手段
Finding aids
オリジナル資料の存在
Location of originals
 複製の存在
Existence of copies
wav(カセットテープの複製)
関連調査・研究
Associated material
成果刊行物(DB等含む)
Publication note
国立国語研究所編『テレビ放送の語彙調査』Ⅰ(方法・標本一覧・分析)(国立国語研究所報告112,秀英出版,1995)
国立国語研究所編『テレビ放送の語彙調査』Ⅱ(語彙表)(国立国語研究所報告114,秀英出版,1997)
国立国語研究所編『テレビ放送の語彙調査』Ⅲ(計量的分析)(国立国語研究諸報告115,秀英出版,1999)
国立国語研究所編『テレビ放送の語彙調査―語彙表―CD-ROM版』 [国立国語研究所言語処理データ集8] 大日本図書 2001
備考
Note
移管年月日
Reference code
2004/10/1,2012/3/24
移管者名
Name of applicant
山崎誠,山崎誠・小沼悦
記述作成年月日
Date of record
2008/11/10
記述作成者
Name of recorder
寺島宏貴,森本祥子
記述言語
Language of record
日本語