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最終更新:2017/07/27

資料群ID(fond番号)
Reference code
fo0122
表題
Title
全国方言文法の対比研究
概要
Description
日本各地の方言文法に関する調査,ならびに方言録音の文字化に関する資料。
配架位置
Location of material
中央資料庫,中央メディア保管庫
公開年月日
Date of release
2017/03/24
資料群に含まれる資料の年代
Dates of creation of the material in the unit of description
数量・形態
Extent of the unit of description
保存箱18箱,オープンリール(録音)293本,DAT588本,カセットテープ49本
資料作成者
Name of creator
上村幸雄,野元菊雄,徳川宗賢,加藤正信,高田誠,宮島達夫, 飯豊毅一,白沢宏枝,衛藤蓉子,高田正治,林実知代(以上,国立国語研究所),上村孝二,奥村三雄,土居重俊,北条忠雄,岩井隆盛,山田達也,内間直仁,山口幸洋,加治工真市(以上,地方研究員)
資料作成組織の履歴
Administrative / Bibliographical history
1.研究概要
日本語の方言文法を相互に,また標準語と比較できるかたちで研究する。そのため,国立国語研究所地方研究員の協力を得て,全国方言について統一的な方法による調査を行う。
これらの目的は,今後の方言および標準語の文法研究に必要な基礎資料を得ることである。 また、名詞・動詞・形容詞の形態論的構造の記述に、研究の重点を置く。
なお本研究は,地方言語研究室が昭和38年度(1963)から行ってきた「各地方言の共通語との対照的研究」を引き継ぐものである。

2.担当部署・担当者
[昭和41年度(1966)]
地方言語研究室:上村幸雄,野元菊雄,徳川宗賢,加藤正信,高田誠,白沢宏枝
同書きことば研究室:宮島達夫
第2資料研究室:飯豊毅一

[昭和42年度(1967)]
話しことば研究室:上村幸雄,衛藤蓉子
地方言語研究室:野元菊雄,徳川宗賢,加藤正信,高田誠
書きことば研究室:宮島達夫
第2資料研究室:飯豊毅一

[昭和43(1968)-48年度(1973)]
話しことば研究室:上村幸雄,高田正治,衛藤蓉子(47年度まで),林実知代(48年度のみ)

3.研究経過
本研究は,次の二つの期間に分けられる。
昭和41(1966)-43年度(1968):予備調査・本調査
昭和44(1969)-48年度(1973):調査結果の整理と補足調査,ならびに方言の録音とその文字化テキストの作成。
また,臨地調査は委嘱された各地域の地方研究員,ならびに国語研究所員が調査にあたった。
以下,年度別の研究経過を記す。

【昭和41年度(1966)】
下記調査Ⅰ・Ⅱを行った。調査の実施に際しては調査票が作成され,同票取り扱い上の注意等を記した調査票解説(B4版9ページ,孔版印刷),およびその別紙「方言の表記について」(B5版4ページ,謄写印刷)を作成し,同じく送付した。
以下,各調査の概要を記す。
調査Ⅰ…この調査は2ヵ年で実施した。
目的と方法:方言の動詞・形容詞・名詞が文(主文および従属文)の述語として用いられた場合の様々な形式を全国統一的な方法で調査する。この調査のため,調査票(B4版48ページ,孔版印刷。内容は品詞に関する60項目で構成)と整理票とを作成し,各調査者に送付した。
実施内容:予備調査を行った。
調査Ⅱ…調査は本年度のみ実施した。
目的と方法:特定の生活場面で使用される言葉を知る。この調査のため,調査票(B4版6ページ,孔版印刷)と,記入票(B4版17ページ,謄写印刷)を作成し,各調査者に送付した。

【昭和42年度(1967)】
引き続き調査Ⅰを実施し、調査Ⅱの報告書を作成した。
調査Ⅰ…本調査を行った。各調査者は,昨年度の担当地域および近県の調査結果を参照し,それぞれ本調査を実施し,その結果を整理票に記入して,これを話しことば研究室に提出した。調査のための調査票は,昨年度のものをそのまま使用し,整理票のみ新しくした。
また,各調査者が,昨年度の予備調査の結果を相互に利用できるようにするために,昨年度の整理票をコピーして近県の分を各調査者に配布した。
調査Ⅱ…「〈全国方言文法の対比的研究〉の調査Ⅱに関する中間報告」として謄写印刷した。

【昭和43年度(1968)】
(1)調査Ⅲ,Ⅳの実施
調査Ⅲ…調査Ⅰの抜粋項目からなる調査で,約40項目。調査地点は全国37ヶ所である。
調査Ⅳ…本年度より実施し,調査地点は全国92ヶ所で,調査Ⅰ・Ⅲと地点が重なっている。
目的と方法:主として名詞につく各種の助詞の用法を調べる。調査Ⅰで調べた述語の位置にたつ用言・体言の文法的形態についての文例を得ることを,副次的なねらいとする。標準語的な言い方を記した文を被調査者に示し,これを方言に直して答えてもらった。
(2)調査Ⅰの調査結果の整理を開始
(3)「方言録音資料シリーズ」の謄写印刷
地方言語研究室,話しことば研究室,外部委託研究者により進められてきた「各地方言の共通語との対照的研究」(昭和38(1963)-40年度(1965)実施。『国立国語研究所年報』15-17を参照のこと)と「全国方言文法の対比研究」の期間を通じ,方言文法研究のための資料を得ることを目的に,方言の録音とその文字化テキスト作成を進めてきた。
これらのテキストは,43年度(1968)に謄写印刷した。

【昭和44年度(1969)】
(1)調査データ整理
41年度(1966)-43年度(1968)までの調査結果の整理。
(2)補足のための調査
41(1966)-43年度(1968)までの調査を補足するため,八丈島・奄美諸島の喜界島において,文法の調査と録音資料の採集とを行った。
(3)方言の録音とテキストの作成
沖縄諸方言のテキスト化の他,新たに4年間の計画で離島・内陸部の諸方言の録音とテキスト化を行なった。

【昭和45(1970)-48年度(1973)】
44年度(1969)の,(1)-(3)に準じる調査と作業とを継続して行った。

4.成果刊行物
方言録音シリーズ(1965-73)など。書誌詳細は下記「関連出版物」を参照のこと。
資料作成年月日
Dates of accumulation of the material in the unit of description
1965-1982
管理歴
Custodial history
国立国語研究所研究開発部門第二領域より,中央資料庫へ移管。
入手情報
Immediate source of acquistion
資料内容
Scope and content / Abstract
本資料群の内容は昭和41(1966)-44年度(1969)年度の臨地調査において作成された調査整理票,方言録音資料,事務関係資料等である。
評価・廃棄
Appraisal, destruction and scheduling information
追加受入
Accruals
利用条件
Access conditions
個人情報は原則として非公開。
複写条件
Copyright / Conditions governing reproduction
個人情報は複写不可。
資料使用言語
Language of material
日本語
物理的特徴
Physical charactristics
検索手段
Finding aids
オリジナル資料の存在
Location of originals
オープンリールテープ
 複製の存在
Existence of copies
DAテープ,音声ファイル
関連調査・研究
Associated material
fo0061「話しことばの文法の調査研究」
fo0123「各地方言の共通語との対照的研究」
なお、本資料群の関連書類がfo0062「話しことば研究室の資料」に含まれる。
成果刊行物(DB等含む)
Publication note
『国立国語研究所年報』18-25 1966-1973
『鹿児島市方言』(方言録音資料シリーズ1,地方言語研究室編) 1965
『宮崎県都城市方言』(方言録音資料シリーズ2,話しことば研究室編) 1967
『鹿児島県川辺郡笠沙町方言』(方言録音資料シリーズ3,上村孝二編) 1968
『岐阜県不破郡垂井町岩手方言』(方言録音資料シリーズ4,奥村三雄編) 1968
『高知市朝倉米田方言』(方言録音資料シリーズ5,土居重俊編) 1968
『秋田県男鹿市脇本方言』(方言録音資料シリーズ6,北条忠雄編) 1968
『鹿児島市熊毛郡上屋久町宮之浦方言』(方言録音資料シリーズ7, 上村孝二編) 1968
『高知県幡多郡大方町方言』(方言録音資料シリーズ8, 土居重俊編) 1968
『石川県羽咋郡志雄町荻市方言』(方言録音資料シリーズ9,岩井隆盛編) 1968
『愛知県小牧市藤島方言』(方言録音資料シリーズ10,山田達也編) 1968
『京都市方言』(方言録音資料シリーズ11,話しことば研究室編) 1969
『沖縄・瀬底島方言』(方言録音資料シリーズ12,内間直仁編) 1971
『静岡市旧大川村方言』1・2(方言録音資料シリーズ13・14,山口幸洋編) 1972
『沖縄県八重山鳩間島方言』(方言録音資料シリーズ15,加治工真市編) 1973
備考
Note
『国立国語研究所年報』では「全国方言文法の対比研究」となっているが、本資料群に含まれる調査資料類では「全国方言文法の対比的研究」とあり、課題名称に揺れがある。
下記「方言録音資料」シリーズ(s2)での刊行物の余部は研究図書室へ移管した。
移管年月日
Reference code
2004/10/4,不明,2016/8/18
移管者名
Name of applicant
大西拓一郎,井上史雄,井上文子
記述作成年月日
Date of record
2009/06/25
記述作成者
Name of recorder
寺島宏貴,礒部よし子
記述言語
Language of record
日本語