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最終更新:2018/06/21

資料群ID(fond番号)
Reference code
fo0010
表題
Title
日独語の対照言語学的研究
概要
Description
日本語・ドイツ語話者の言語行動調査に関する資料。1977-1981年にかけて実施。資料内容はアンケート調査・観察調査において作成された調査関係資料,調査集計・分析資料,成果報告書の編集・発行その他の事務書類等。なおメディアとして8ミリフィルムを含む。
配架位置
Location of material
中央資料庫,中央メディア保管庫
公開年月日
Date of release
2017/03/24
資料群に含まれる資料の年代
Dates of creation of the material in the unit of description
1977-1981
数量・形態
Extent of the unit of description
保存箱37箱,カセットテープ4本,FD1枚,Uマチック2本,8㎜フィルム2本,磁気テープ1本,avi2ファイル,wav3ファイル
資料作成者
Name of creator
志部昭平,野元菊雄,日向茂男,田中望,石井久雄,渡辺友佐,江川清,米田正人,杉戸清樹,林大 ゲアハルト・シュティッケル,金子亨,イエンス・リックマイヤー,ルドルフ・シュルテペルクム,本田義昭,ユッタ・キューナスト,ヨプスト・マティアス・シュパンナーゲル,クラウス・フォルダビュルベッケ,ピエール・ブールスタン
資料作成組織の履歴
Administrative / Bibliographical history
1.研究概要
 国語研究所における「日本語の対照言語学的研究」は,「外国語としての日本語」研究の中心的分野である日本語と外国語との比較・対照研究の基礎を築くもので,将来,諸外国語との個別的な対照文法を記述することを目標とする。本研究は,対照文法の記述に関する概観的研究や,日独語,日英語等の比較による対照文法を試験的に試みることを課題とした。
このうち「日独語の対照言語学的研究」は,1957年に結ばれた「日独文化協定」の趣旨に基づいて,国立国語研究所とドイツ共和国ドイツ語研究所(1980年解散)との間で取り交わされた共同研究計画の合意書に則って進められた。調査にあたっては昭和52年度から3年間,日本学術振興会(国際共同研究)の援助を受けた。
具体的な調査目的・期間・対象・手法・年度別の経過については,「アンケート調査関係資料」(s1)の項目を参照のこと。

2.担当部署・担当者
本研究は日本側(国立国語研究所),ドイツ共和国側(ドイツ共和国言語研究所)双方の研究者が共同で行った。担当者は以下の通り。
国立国語研究所日本語教育センター:志部昭平,野元菊雄,日向茂男,田中望,石井久雄
同言語行動研究部:渡辺友佐,江川清,米田正人,杉戸清樹,言語体系研究部:林大
ドイツ共和国ドイツ語研究所:ゲアハルト・シュティッケル(所長,西ドイツ側代表者),金子亨(千葉大学教授,研究グループ責任者),イエンス・リックマイヤー,ルドルフ・シュルテペルクム,本田義昭(九州大学大学院生),ユッタ・キューナスト,ヨプスト・マティアス・シュパンナーゲル,クラウス・フォルダビュルベッケ,ピエール・ブールスタン
3.調査目的
日本人とドイツ人それぞれのそれぞれが実際の言語生活場面で営む言語行動(非言語行動を含む)の実態を記述・対照することにより,両言語話者間の言語行動様式の差異を探求する。

4.調査期間と調査対象
1977-1981年度に,西ドイツおよび日本国内で,ドイツ人・日本人・在日外国人を対象とした。

5.調査方法
日本語とドイツ語の話者が日常経験すると思われる具体的な言語場面のうちからいくつかを取り上げ,日独語各話者がどのような言語行動をとるかを明らかにするために,留置式のアンケート調査,観察その他の調査を行った。詳細は次項「調査経過」で述べる。

6.年度別経過
(1)1977年度(予備的研究)
(イ)準備的研究:各種文献資料の収集整理と,調査項目の第1次素案を作成。
(ロ)言語行動様式項目一覧の検討:(イ)の素案を検討し,ドイツ人の言語行動様式の総体にわたる項目一覧を修正増補。
(ハ)ドイツ人の言語行動の観察調査
(2)1978年度(西ドイツ国内本調査)
(イ)ドイツ国内調査票の作成:前年度の成果を踏まえ,ドイツ人の言語生活・言語意識・言語行動(非言語行動を含む)などに関する調査項目の選定と調査票原案の作成を行った。
(ロ)アンケート調査:(イ)で得られた調査票原案の修正を行った上で,以下の市でアンケート調査を実施した。
・マンハイム市(対象者:マンハイム市役所職員,ドイツ語研究所員,一般市民,マンハイム大学学生)
・ハイデルベルク市(一般市民,ハイデルベルク大学学生)
・ボン(ボン大学教職員,同大学学生)
(ハ)観察記録調査:上記アンケートで質問した事項のうち,買物・道聞き・あいさつなど,いくつかの場面におけるドイツ人の言語行動の実際を録音・録画などによって記録した。なお,この音声・映像記録は残っていない。

(3)1979年度(西ドイツでの補充調査および日本国内調査の開始)
(イ)補足・検証調査:前年度アンケート調査のうち,あいさつ行動など具体的な言語表現を尋ねたものについて,ひとつひとつの回答表現形式の分類およびドイツ語としてのていねい度の判定作業を行った。
(ロ)観察調査:前年度に引き続き,ドイツ人の言語生活・行動様式に関する観察調査を実施した。
(ハ)日本人調査:前年度に得られたドイツ人に対するアンケート調査資料と比較対照するために,ほぼ同内容の日本人向け調査票を作成し,次年度以降の調査のさきがけとして八王子市役所職員に対する調査を実施した。

(4)1980年度(日本人および在日外国人調査)
(イ)日本人調査:前年度の(ハ)で作成・一部実施した調査を踏まえ,関西その他の市役所職員および学生に対して実施した。
・関東地区(対象者:八王子市役所一般職員,国立国語研究所職員,一般市民,中央大学学生)
・中部地区(対象者:名古屋市役所一般職員,同現業職員,一般市民,名古屋大学学生,椙山女学園大学学生)
・関西地区(対象者:奈良市役所一般職員,豊中市役所一般職員,同現業職員,関西大学学生,神戸大学学生)
これらのうち,分析対象として,各大学学生と各市役所一般職員を選んだ。また,できるだけ均質な資料を得るため,社会人資料から市役所職員以外は除外した。
(ロ)在日外国人用調査票の作成:在日外国人(とくに英語を母語とする人々)が日本語・日本人とどのように接触し,かつ日本人の言語行動をどのようにみているかを調べるために,英語による調査票を作成した。
(ハ)在日外国人調査:上記(ロ)で得られた調査票を,関東,中部,関西,北海道の日本語教育機関の外国人教員・父兄および留学生ならびに在日大使館職員その他に配付し回収した。
アンケート実施地区と対象者は以下の通り。
・関東地区(対象者:アメリカ大使館員,カナダ大使館員,アメリカ・カナダ11大学連合日本研究センター職員,言語文化研究所附属日本語学校,国際基督教大学,国際交流基金,国際聖マリア学園,サンモール・インターナショナル・スクール,聖心インターナショナル・スクール,聖ヨセフ日本語学院,西町インターナショナル・スクール,米国国務省日本語研修所,横浜インターナショナル・スクール,早稲田大学)


・中部地区(対象者:名古屋国際学園,南山大学)
・関西地区(対象者:大阪大学,関西外国語大学,近畿大学,同志社大学)
・その他(対象者:北海道大学,広島大学)

(5)1981年度(国内の補充調査)
(イ)キオスクでの買物調査:アンケート調査項目のうち,キオスクでの買物の場面の結果を検証するために,いくつかの店舗で実際場面の観察調査を実施した。
(ロ)在日外国人の補充調査:前年度に引き続き,在日外国人に対するアンケート調査。
資料作成年月日
Dates of accumulation of the material in the unit of description
1977-1981
管理歴
Custodial history
「日独語の対照言語学的研究」担当部署より,西が丘庁舎第1資料庫へ搬入。3つの研究部(日本語教育センター・言語行動研究部・言語体系研究部)の研究員がメンバーになっていた関係上,分担ごとに分散していた資料を合併している。
入手情報
Immediate source of acquistion
資料内容
Scope and content / Abstract
アンケート調査・観察調査において作成された調査関係資料,調査集計・分析資料,成果報告書の編集・発行その他の事務書類等。なおメディアとして8ミリフィルムを含む。
評価・廃棄
Appraisal, destruction and scheduling information
追加受入
Accruals
利用条件
Access conditions
個人情報は原則として非公開
複写条件
Copyright / Conditions governing reproduction
個人情報は複写不可
資料使用言語
Language of material
日本語,ドイツ語,英語
物理的特徴
Physical charactristics
検索手段
Finding aids
オリジナル資料の存在
Location of originals
 複製の存在
Existence of copies
avi(8㎜の複製),wav(磁気テープの複製)
関連調査・研究
Associated material
成果刊行物(DB等含む)
Publication note
『言語行動における日独比較』(国立国語研究所報告80,国立国語研究所,1984)
『昭和52年度国立国語研究所年報29』(1977)
『昭和53年度国立国語研究所年報30』(1978)
『昭和54年度国立国語研究所年報31』(1979)
『昭和58年度国立国語研究所年報35』(1984)
備考
Note
移管年月日
Reference code
2010/2/
移管者名
Name of applicant
塚田実知代
記述作成年月日
Date of record
2008/07/10
記述作成者
Name of recorder
寺島宏貴,森本祥子
記述言語
Language of record
日本語